ご葬儀のこと
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事故死・突然死・孤独死・自殺で急にご家族やお身内を亡くされた時
事故死・突然死・孤独死・自殺で急にご家族やお身内を亡くされた時
家族葬のらくおう・セレモニーハウスでは、ご家族様を不慮の事故や自殺、心不全などで突然亡くされた方や、離れて暮らすご両親やご兄弟・ご姉妹、伯父様や叔母様が孤独死なさっていたと、警察から連絡を受けて、これからどうすればいいかとご相談を頂くこともあります。
突然のご逝去に戸惑いながらも、大切な方にふさわしい最後を迎えさせてあげたいと奔走されるご家族様のご心痛は、はかり知れません。
私も、ご家族様がご不安やご心配を気兼ねなくご相談いただき、お役に立てればといつも以上に、気を配ってお手伝いをしております。
今回はその際に、よく頂くご質問・ご相談について、お話いたします。
警察で行う検死からご遺体をお引き取りするまでの流れについて
人が亡くなると、誰かが「死亡」を確認(宣言)する必要があります。
病院にご入院中の方や自宅療養中の方は、かかりつけの医師が死亡を確認しますが、突然死の場合は、警察が「検死」によって死亡を確認します。
検死では、以下のことを行います。
1.検視(けんし)
犯罪の疑いがないかを判断する刑事手続きです。ご遺体やお亡くなりになった場所の状況を調べます。
2.検案(けんあん)
死因や死亡時刻を医学的に判定します。病歴や亡くなった時の状況をふまえて、ご遺体を検査します。
3.解剖(かいぼう)
死因や犯罪性を検死・検案では判定できないときに行います。
検死の際には、ご家族様も警察からの事情聴取を受けます。
警察から「事情聴取を行います」と言われると、刑事ドラマのイメージから、犯罪性を疑われているのかと心外に思うかもしれませんが、それだけが目的ではなく、「なぜお亡くなりになったのか」「いつお亡くなりになったのか」を究明するための聴取でもあるので、慣れない状況ですが、事実を完結にできるだけ正確に、お伝えしましょう。
一般的には、以下の確認があるようです。
「最近、お亡くなりになった方といつ会いましたか?生前は、どれくらいの頻度でやりとりをしていましたか?」
「お亡くなりになった方に、生命保険の契約はありますか?死亡保険金が下りる場合、誰にいくら払われますか?」
「お亡くなりになった方に、持病はありましたか?通院歴や普段飲んでいる薬の種類は分かりますか?」
検死からご遺体を引き取るまでには、早くても半日はかかります。(私がお手伝いしたケースでは、身元確認のためにDNA鑑定が必要で、ご遺体を引き取るまでに2ヶ月を要した方もいらっしゃいます。)
いずれにしても、一度は警察に出向く必要がありますが、その際には以下の準備があると、良いでしょう。
1.携帯/携帯の充電器
ご家族様との連絡や、警察からご遺体を引き取るときに搬送を依頼する葬儀社を探すのに、使用します。
2.上着
警察で長く待つ場合や、霊安室など寒い場所で待つこともあります。(服装は、喪服やスーツの必要はありません。)
3.現金
深夜・早朝の移動でタクシーを利用する事もあるので、準備があると安心です。
ご葬儀のご相談で、お伝えしていること
警察からご遺体を引き取る際は、ご遺体搬送の手配を家族が行う必要があります。
弊社には、このタイミングでご相談を頂くことが多いですが、私はその際に、必ずご家族様へお伝えすることがあります。
「ご搬送のご依頼だけでも大丈夫です。ご葬儀のことは、お会いしてから一緒に考えましょう。」
突然死の場合、ご家族様は警察の事情聴取など慣れない対応が続いています。そのような大変な状況で、さらに、ネットの情報だけでご葬儀を決めてもらうのは、申し訳ないと感じるからです。
事故や自殺、孤独死の場合はご遺体の状況に応じた適切な納棺処置が、亡くなられた方の尊厳を守る上でも重要です。
弊社には納棺師のスキルを持ったスタッフがいるので、故人様とお会いすることで、責任を持って必要なご処置やご安置方法のご提案ができます。
また、ご家族様の中でご葬儀についてご意見がまとまらない時には、私が専門家として一緒にお話をすることで、より具体的にご葬儀のご不安を解消することができます。
私はその際に、必ずご家族様へお伝えするのは、
「ご葬儀は死因(なぜ亡くなったのか)をお伝えする場ではないので、まず、故人様を安らかに見送る時間をどう過ごすかを考えましょう。」
これまで、多くのご家族様から「警察にいたときからずっと、なぜ亡くなったのか死因ばかりを考えているうちに、周囲にも死因を伝えないといけないと思うようになった。」というお話を伺ってきました。
なかには「死因を伝えるのが辛いからご葬儀はしたくない」と、悲嘆にくれる方もいらっしゃいます。
では、どのようなご葬儀なら故人様を安らかに見送ることができるのか?
私は、ここでその答えをお伝えすることは出来ません。
なぜなら、故人様やご家族様のご状況をお伺いし、ご家族様が故人様と最後のお別れをする時間で大事なことは何かを、ご家族様と一緒に考えて答えを出すべきと思うからです。
もし、今 そのような状況でどうしたらいいのか?不安に思う方がいらっしゃったら、全ての事をご自身でやり遂げようと無理をせず、家族葬のらくおう・セレモニーハウスにご相談下さいとお伝えしたいです。
コールセンター 川端 勇気
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