お葬式のマナー
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【一周忌とは】知っておくべき流れやマナーを解説

【一周忌とは】知っておくべき流れやマナーを解説
家族葬のらくおう・セレモニーハウスの葬祭ディレクターの朝田です。
故人様がお亡くなりになってから1年の節目にあたる一周忌は、年忌法要の中でも最も重要とされる法要です。ご家族様はもちろん、ご親族様や親しかったご友人なども含めて大々的に営まれることも多い一周忌ですが、準備段階から当日に至るまで、ご家族様がすべきことも多々あります。今回は一周忌の準備から当日までの流れやご家族様がすべきことを解説します。
一周忌に参列する際のマナーについても触れていきますので、参列するご予定のある方も、ぜひ参考にしてください。
一周忌とは?年忌法要の種類
一周忌は、故人様の命日から満一年となる日に営まれる法要で、最初の年忌法要となります。そのため、ご家族・ご親族・親しかったご友人・知人など多くの方々が集まり、大々的に営まれることが多いです。
一周忌では僧侶による読経や、参列者による焼香が行われ、その後「お斎(おとき)」という会食の席が設けられることが多くなっています。
年忌法要の流れや必要な準備等は後々お伝えするとして、ここでは、そもそも年忌法要とは何かについて簡単に触れておきたいと思います。
年忌法要の意味と種類
年忌法要は、故人様のご冥福を祈り、供養するために営まれる特別な法要です。
お亡くなりになられてから1年の節目となる「一周忌」にはじまり、32年目にあたる「三十三回忌」を弔い上げとするのが一般的です。
ただし最近は、核家族化やライフスタイルの変化などさまざまな理由から、親族が集まることが難しくなってきているためか、七回忌以降を省略するご家族様も増えているようです。
回忌名 | お亡くなりになられてから何年目か |
一周忌 | 満1年 |
三回忌 | 満2年 |
七回忌 | 満6年 |
十三回忌 | 満12年 |
十七回忌 | 満16年 |
二十三回忌 | 満22年 |
二十七回忌 | 満26年 |
三十三回忌 | 満32年 |
ちなみに三回忌までは、ご友人・知人などの親しい方々もお呼びしますが、七回忌以降は、ご家族様、ご親族様のみで供養するのが一般的です。
なお年忌法要のほかには、命日から7日ごとに営まれる忌日法要(きじつほうよう)があります。代表的な忌日法要は、命日から数えて49日目に行われる「四十九日法要」です。
一周忌の準備段階に、ご家族様がすべきこと
葬儀同様に、法要にも事前準備が必要です。誰をお呼びするのかを決めて案内状を送ったり、返礼品の手配をしたりと、準備段階でご家族様がすべきことがたくさんありますので、準備は1ヶ月以上前から行うようにしましょう。
ここでは一周忌の事前準備について、順を追ってご説明していきます。
【一周忌の準備】
1ヶ月前までに準備しておくこと
①日時や会場の決定 ②お寺との調整 ③会食の手配 ④参列者への連絡
2週間前までに準備しておくこと
⑤返礼品の手配
前日までに準備しておくこと
⑥お布施の準備 ⑦供花や供物の準備
①日時や会場の決定
まず、法要の日時と会場を決めることからはじめます。
●日時の決め方
命日から満1年後が一周忌の時期ですが、ご家族様をはじめとする皆様のご都合を鑑みて、日程をずらすことも可能です。ただし日程をずらす場合は、必ず本来の日程よりも前に繰り上げるようにしましょう。後ろに繰り下げてしまうのはよくないとされています。
また僧侶の都合もあるため、日程は僧侶と一緒に決めることもあります。
●会場の決め方
会場は、ご自宅、お寺、ホテル、葬儀社のホールなどを利用することになります。どこで開催するかを決め、必要に応じて予約をしましょう。
②お寺(僧侶)との調整
法要では僧侶に読経をしていただく必要があるため、お寺との調整も必要です。菩提寺がある場合は菩提寺の僧侶に相談してみましょう。もし菩提寺がない場合は、葬儀の際の僧侶にお願いするのが一般的ですが、最近は僧侶を紹介してくれるサービスなども充実しているので、そちらを利用するのもよいでしょう。
③会食の手配
一周忌法要の後は、皆様で会食の機会を設けるのが一般的です。仕出し料理や会場近くの料理店を利用する方法がありますが、どちらの場合も事前に予約をする必要があります。想定している人数と、法事での利用であることを伝えて早めに予約をしておきましょう。人数は最終的に確定したら再度連絡する流れになります。
もし会食の席を設けない場合は、食事の代わりにお弁当を用意するなどの配慮が必要です。夏の暑い時期は、お弁当の代わりに食事券や、日持ちする代わりの品物をお渡しするのもよいでしょう。
④参列者への連絡
日時・会場・会食の有無が決まったら、参列者に連絡をします。身内のみの少人数であれば電話連絡でも構いませんが、大規模な法要の場合は、案内状を作成してお送りしましょう。もし会食の席を設けない場合は、案内状にもその旨を記載しておきます。
例)法要後の御席は設けておりませんので御了承ください。
会食は基本的にあるものと思って参列される方も多いため、会食の有無は必ず事前にお伝えするようにしてください。
また出欠の連絡をもらう期間を設定する必要があるため、法要の1ヶ月前までには案内状をお送りできると安心です。
⑤返礼品の手配
一周忌には参列者が香典や供花・供物を持参するため、返礼品を用意しておきます。返礼品は3,000円〜5,000円程度の品物を用意しておくとよいでしょう。
品物としては、お茶やコーヒー、石鹸や洗剤、タオルなどいくらあっても困らないものが喜ばれます。また最近ではカタログギフトを選択する人も増えています。
返礼品の掛け紙には、黒白もしくは双銀の結び切りの水引を選び、表書きは「志」「粗供養」「御礼」のいずれかにします。
⑥お布施の準備
僧侶へのお布施の相場は、地域や宗派によっても異なりますが、3万円〜5万円が目安となります。またお布施のほかに、お車代として5,000円〜1万円、会食の席を設けない場合や、僧侶が会食への参加を辞退された場合は、別途御膳料として5,000円〜1万円をご用意するのがマナーです。
お布施は、半紙でお札を包んでから奉書紙(ほうしょがみ)にお包みするのが正式ですが、なければコンビニなどで売られている白封筒でも問題ありません。間違って香典袋に包んだりしないよう気をつけましょう。
表書きは「御布施」または「お布施」とし、その下に「〇〇家」もしくは「施主のフルネーム」を書きます。この時、墨は薄墨ではなく、通常の濃い墨を用います。
⑦供花や供物の準備
供花や供物は、ご家族様、ご親族様が前日までに用意するのが習わしです。線香や果物、お花のほか、参列者で分けられるものを用意するのが一般的です。殺傷をイメージさせる肉や魚はタブーとなりますので注意しましょう。
一周忌当日の流れ
続いて、一周忌当日の流れをご紹介します。
一般的には以下のような流れで進んでいきます。
①僧侶入場
祭壇に向かって右側に施主・ご家族様・ご親族様、左側に近親者・友人・知人が座っているところへ、僧侶が入場をします。
↓
②施主挨拶
施主によるはじまりの挨拶があります。挨拶は、あまり長々と話さず、簡潔に参列への感謝の気持ちと、誰の法要であるかを伝える程度にします。
↓
③僧侶 読経
その後、僧侶による読経がはじまります。
↓
④焼香
僧侶から焼香の合図があったら、施主→ご家族様→ご親族様→その他の参列者といったように、故人様と関係の近しい順に焼香を行います。
↓
⑤僧侶による法話
その後は、僧侶による法話があります。
↓
⑥墓参り(お墓が近い場合のみ)
お墓が近い場合は、墓参りをすることもあります。
↓
⑦施主挨拶
施主が、法要の終わりの挨拶を行います。参列者への感謝の気持ちに加え、これからも支援を願うといった旨を伝えます。もし会食が控えていれば会食の案内を、なければ返礼品をお持ち帰りいただく旨をお伝えし、会を締めます。
↓
⑧会食(お斎)
会食がある場合は、会食の会場へ移動します。会食は、僧侶を含めて参列者全員で行うのが一般的です。
一周忌に参列する際のマナー
最後に参列者のマナーについてお伝えしたいと思います。
香典のマナー
一周忌の香典相場は、故人様との関係性によっても異なりますが、1万円〜3万円程度となります。双銀や藍銀、黃白の結び切りの香典袋を用い、表書きは「御仏前」あるいは「御供物料」とします。表書きの下には、ご自身のフルネームを書きましょう。この時の墨の色は通常の濃い墨を用います。
服装のマナー
一周忌の服装は、参列者は略喪服を着用するのが一般的です。男性ならダークカラーのスーツ、女性ならダークカラーのワンピースかスーツなどがよいでしょう。法要中は男女ともに上着を着用するのがマナーですので、ワンピースでもジャケットと組み合わせて着られるものを選ぶようにしましょう。
またもし、案内状に「平服でお越しください」といった記載がある場合でも、普段着は避け、略喪服を着用するのがマナーです。
参列できない時のマナー
案内状が届いたら、必ず期日までにお返事するようにしましょう。電話連絡を受けた場合は、その場でお返事をするか、調整が必要な場合は後日ご連絡する旨をお伝えします。もしどうしても都合がつけられず参列できない場合は、法要の1週間前〜前日までに届くように、供物や供物料をお送りするとよいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
一周忌法要は、この日を境にご家族様の喪が明ける日でもあるため、ご家族様にとっても大事な節目となる法要です。準備にもある程度の時間を要することになるため、早めに取り掛かって万全の体制で当日を迎えられるとよいですね。
家族葬のらくおう・セレモニーハウスでは、葬儀後のアフターサポートの一環として、法事・法要のサポートを無料で行っております。法事・法要のことでご不安点やご不明点があれば、お気軽にご相談ください。
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