【家族葬のらくおう・セレモニーハウス】京都の葬儀では茶碗を割る?地域によって違う葬儀のしきたり

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京都の葬儀では茶碗を割る?地域によって違う葬儀のしきたり

京都の葬儀では茶碗を割る?地域によって違う葬儀のしきたり

京都の葬儀では茶碗を割る?地域によって違う葬儀のしきたり

家族葬のらくおう・セレモニーハウスのセレモニースタッフ金です。

葬儀で茶碗を割るという行為を見て「なぜ?」と驚いた経験はありませんか。
葬儀の時に茶碗を割る行為は、現代では見かける機会は少なくなってはいるものの、京都など西日本の一部の地域に多くみられる風習の一つです。実はこの行為にはきちんとした理由や意味があるので、もし見かけたとしても驚かないでください。

今回は、葬儀の時に茶碗を割る行為に隠された意味や、「一膳飯」など京都の葬儀で見られる様々なしきたりについてお伝えしたいと思います。

どんな茶碗でもよいの?

葬儀の際に割る茶碗は、基本的には故人様が愛用されていたものを用います。愛用していたものを割ってしまうなんて冷たいと思われるかもしれませんが、古くから日本では茶碗などの陶芸品には使っている人の魂が宿ると考えられており、その茶碗をあえて割るという行為には仏教的な意味が込められています

なぜ茶碗を割るの?

なぜ愛用していたお皿を割るのかについては諸説あります。

1.この世にはあなたの食べるものはないというメッセージ

一つは、故人様の愛用していた茶碗を割ることで、現世への未練をなくし「心置きなく極楽浄土へ旅立ってください」というメッセージが込められているという説。


2.「縁を絶つ」という決意表明

そしてもう一つは、茶碗は上から見ると円形をしていますが、この円を「縁」と捉え、それを割ること=「縁を絶つ」という表明をすることで「迷わずあの世へ旅立ってください」という想いを表しているという説。


3.逆さごとの一種

普段することの逆の行動をする=「逆さごと」はお葬式の場でよく見られる行為です。茶碗を割る行為もその一種で「この世で形を失ったものは、あの世で形をもつ」という考えのもと、あの世でも食べ物に困らないように割るという説。

いずれにしても迷いなく成仏してほしいという残された人からの想いが込められていることは共通しています。それは同時に、ご家族様が悲しみを乗り越えるための儀式でもあるといえます。そもそも茶碗は陶器であるため棺に入れて火葬することはできないため、割るという風習が生まれたのかもしれません。しかし、現代において茶碗を割る行為は必ずしもしなければいけないというものではありませんし、ましてや愛用の茶碗がないのに買ってまで割る必要も、もちろんありません。

浄土真宗では茶碗は割らない

葬儀の風習は地域や宗教・宗派によっても異なります。亡くなった方はすぐに仏になられるという考えである浄土真宗では、地域に関わらずそもそも茶碗を割る行為は行いません。

いつ茶碗を割るの?

茶碗を割るタイミングは、基本的には出棺の前に行うことが多いです。それ以外には、葬儀の翌朝に割る場合もあります。また、もし故人様をご自宅で安置されている場合には、ご自宅から斎場へ向かう際に割るケースも多いです。

茶碗を割る際の注意点

茶碗を割るという行為は、現在都市部ではあまりみられなくなっている風習です。その理由の一つとして騒音への配慮があるようです。もしご自宅で割る場合は、近隣への迷惑にならないよう気を付けましょう。また実際にお茶碗を割る際には、破片が飛び散らないよう紙袋などに入れて割るようにしましょう

「一膳飯」で使用した茶碗を割る

同じようにこの世からあの世へ旅立つ死者に対して行う行為に「一膳飯(いちぜんめし)」があります。一膳飯とは、お茶碗に山盛りのご飯をよそい中央に箸を立てたものこの世での最後の膳=お別れの膳として出す風習のことです。枕飾りの一つとしてご遺体の枕元に供えることから「枕飯」とも呼ばれています。これには旅立って二度と戻らないという意味が込められているため、葬儀に関わらず昔は嫁入りや独立の際にも行われていました。

ちなみに一膳飯は、故人様がお亡くなりになられてからお通夜、ご葬儀が始まる前まで枕元にお供えしますが、ここでお供えしたお茶碗を割るというのが上述した風習になります。

一膳飯の作り方

新しく1合の白米を炊き一粒も残すことなく茶碗によそいます。茶碗を二つ用意し両方に多めにご飯をよそったら、その2つをギュッと重ね合わせて山盛りのご飯を作り、そこに箸をさします。お茶碗や箸は生前故人様が愛用していたものを用います
宗派によって箸を一本立てるのか、二本立てるのか、立てないのかなどの違いがありますので、各宗派ごとの作り方については事前に作法を確認しておくと安心です。


一膳飯は故人に捧げるお弁当

一膳飯で使用したご飯とお箸は棺に入れて故人様と一緒に出棺するのが慣わしです。これはあの世にたどり着くまでにお腹を空かせないようにという想いが込められています。

京都の葬儀における様々な風習

京都では、一膳飯や茶碗を割る行為以外にいくつか葬儀におけるしきたりがありますのでご紹介したいと思います。

京都では霊柩車が出発する方角に注意する

京都では出棺前の霊柩車は、可能な限り南または西に向けて出発し、鳥居をくぐらないよう道を選んで進むという風習があります。


京都では出棺前に送り火をたく

京都では、出棺前に藁や和紙などを焚く送り火を習慣にしている地域があります。これも故人様に迷わずあの世へ旅立ってほしいという想いが込められています。


友引の葬儀には人形を棺に入れる

友引の日に火葬場がお休みとなる地域も多いですが、京都では友引でも営業している火葬場も少なくありません。友引の葬儀は「友を連れて行く」ということで避けられる向きがありますが、京都では友人知人の代わりに人形を連れて行ってもらうよう、「友人形」を棺に入れて火葬する風習があります。専用の人形もありますが、最近では手持ちのぬいぐるみを入れるケースも多いです。これは京都に限らず関西地域を中心に見られるしきたりです。


京都の水引は黄色と白

お香典をお包みする不祝儀袋は、一般的には白黒の水引のイメージがあると思いますが京都では黄色と白の水引を使用します。理由は、宮中への献上品にかける玉虫色の水引と似通っていたため、黒に代わるお悔やみごとに使われる黄色を用いて区別するために用いられたと言われています。こちらも京都に限らず関西地域を中心に見られるしきたりです。

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いかがだったでしょうか。

京都の一部の地域で葬儀の際に茶碗を割る風習には、死者が安心して成仏できるようにという想いが込められていることがわかりました。この慣習は現代ではあまり見られなくなってきてはいますが地域にもよりますので、ご自身の地域のしきたりに合わせて行うようにしましょう。

もし茶碗を割る風習や京都独特の葬儀のしきたりについてご不明点があれば、家族葬のらくおう・セレモニーハウスへご相談ください。専門スタッフがお客様のご不安・疑問点に丁寧にお応えいたします。

洛王セレモニー セレモニースタッフ 金香花

セレモニースタッフ 金 香花

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