葬儀場(斎場)に宿泊できる?通夜後の泊まりの費用や持ち物を解説

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葬儀場(斎場)に宿泊できる?通夜後の泊まりの費用や持ち物を解説

家族葬のらくおう・セレモニーハウスの葬祭ディレクターの舟元です。
仏式の葬儀は、1日目の夜に通夜、2日目に葬儀・告別式を行うことが一般的です。このとき、葬儀場(斎場)によっては、通夜の後にそのまま宿泊できる場合があります。
万一に備えて葬儀場に宿泊できるのか、泊まる際に決まりがあるのかが気になる方もいるのではないでしょうか。
ここでは、葬儀場に宿泊できる人や費用、宿泊の際に必要な持ち物などについて解説します。

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葬儀場によっては宿泊できる

葬儀場によっては、ご遺族や親族などが故人と一晩を過ごすために宿泊できることがあります。ただ、葬儀場は、旅館やホテルのような旅館業営業許可を受けた宿泊施設ではありません。そのため、宿泊可能な葬儀場だったとしても、あくまで仮宿泊(仮眠)という形になります。仮宿泊(仮眠)となるので、一般的に葬儀場で用意されているのは、仮眠ができる和室などの部屋と布団程度です。

新しい葬儀場の場合は、シャワーが備えられていたり、バリアフリー対応になっていたりすることもあるものの、施設によって設備には差があります。浴室やシャワー、アメニティグッズなどは基本的にないと考えておきましょう。

また、葬儀社のWEBサイトで、宿泊対応の有無や設備の情報を確認することもできますが、情報が古くなっている可能性もあります。最新情報は直接葬儀社に確認しておくと安心です。

なお、ホテルなどのように宿泊にあたってスタッフが常駐しているわけではないので、高齢で補助が必要な方が利用する場合などは付き添い人も必要となります。

■家族葬のらくおう 長岡京ホールの設備イメージ

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通夜後に葬儀場に泊まるのは故人に寄り添うため

葬儀場に宿泊するのは、通夜の後に故人に寄り添い、最後の時間を一緒に過ごすためです。そもそも通夜とは、近親者が集まって故人を偲び、別れを惜しむ儀式です。かつては、夜通し灯明と線香の火を絶やさず翌朝まで故人を見守るのが一般的な通夜の形式でした。「通夜」という言葉も、もともとは夜通し故人を見守ることから生まれたといわれており、このように故人のそばで一晩を過ごすことを「夜伽(よとぎ)」や「寝ずの番」といいます。

しかし、現代では、夜伽をするのはご遺族の負担が大きくなることや、ろうそくや線香の火を一晩中灯すとなると防災上の懸念があることなどから、18~19時頃から始まって数時間で終える「半通夜」が一般的になりました。そのため、通夜といえば半通夜を指すことが多く、昔ながらの夜通し行われる通夜を「本通夜」と呼んで区別することもあります。

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ただ、夜伽をしない半通夜であっても、ご遺族が故人と最後の別れのひとときを過ごすために、葬儀場に宿泊するケースもあります。その場合は、夜通し灯明と線香の火を絶やさないなどの儀式ではなく、ご遺族や親族で生前の思い出話をしながら過ごします。

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葬儀場に泊まる人に決まりはある?

葬儀場に宿泊できる人に明確な決まりはありません。一般的には、故人の配偶者や両親、子供、兄弟姉妹などご遺族のほか、遠方から葬儀に参列する親族が、通夜の後に葬儀場に泊まることもあります。

ただし、葬儀場に宿泊する場合、受け入れ人数に制限が設けられていることがあります。葬儀場に泊まりたい場合は、葬儀を依頼する際に宿泊の有無や宿泊人数、条件などを葬儀社に確認しておきましょう。遠方から参列する親族がいる場合は、宿泊先をホテルにするか葬儀場にするかを確認しておくことも大切です。

もし葬儀場での宿泊を希望された場合でも、人数や葬儀場の状況などによっては、ホテルなど別の宿泊先を手配する必要があるかもしれません。なお、遠方から参列するとしても、ご本人の意思で参列するため、基本的に交通費や宿泊費は参列者自身が負担しますが、場合によっては、遠方から参列される方の宿泊費をご遺族が負担することもあります。

葬儀場に絶対泊まらないといけない?

葬儀場が宿泊可能だったとしても、「通夜の後は葬儀場に泊まらなければいけない」ということはありません。泊まるかどうかはご遺族や親族の任意です。

かつて夜伽が行われていたのは、ご遺体の安置や通夜、葬儀を自宅で行うことが一般的だったから、という背景もあります。しかし現代では、住環境の変化などにより、葬儀場で通夜や葬儀を行うことが増えました。ご遺体の安置場所についても、自宅ではなく、葬儀社の安置施設などで預かるケースが多くなっています。

葬儀社の安置施設には基本的に閉館時間があるため、葬儀場に泊まった場合も、ご遺体のそばで寝ずの番をするのではなく、故人と数時間過ごした後は別々に過ごすこともあります。

葬儀場に泊まる場合の費用

葬儀場に泊まる費用は、葬儀社に支払う葬儀場の施設利用料に含まれていることが一般的です。

ただ、葬儀場によっては、寝具の貸し出しについては有料の場合もあります。また、布団の追加や朝食の手配などで、別途費用が発生することもあります。追加費用の有無や内訳、金額などは葬儀社によって異なるため、事前に見積もりを取って確認しておきましょう。

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葬儀場に泊まる際の持ち物

葬儀場には、ホテルのような備品やアメニティ類は基本的に用意されていません。また、通夜の後に葬儀場に泊まった場合、翌日はそのまま葬儀となります。そのため、葬儀場に泊まるときには、「宿泊に必要なもの」と「翌日の葬儀で必要なもの」の両方を持って行きましょう。

葬儀場に泊まる際の主な持ち物は、以下のとおりです。

    葬儀場に泊まる際の主な持ち物
    ・喪服や数珠
    ・香典や袱紗
    ・寝間着やリラックスウェア、下着などの着替え
    ・アメニティ類や充電器類などの必需品
    ・軽食や飲料

喪服や数珠

喪服や数珠は、翌日の葬儀にも必要です。通夜で喪服を着用している場合はシワにならないようにかけておきましょう。なお、数珠には魔除けの意味もあるといわれており、葬儀場に泊まる際に数珠を持参することで、故人を守ってもらえるという考え方もあります。

香典や袱紗(ふくさ)

喪主やその家族以外の場合は、香典と袱紗も、翌日の葬儀に必要です。不祝儀袋にお金を入れて氏名を書き、すぐに渡せる状態にして袱紗に包んでおくとよいでしょう。翌日、葬儀直前になって香典を用意しようとすると、時間がなかったり氏名を書き損じたりして慌てることになりかねません。

なお、通夜に参列した際に香典を渡している場合、葬儀では不要です。香典を2回渡すことは、不幸の重なりを連想させるためマナー違反とされています。
喪主の場合は、葬儀の際に僧侶にお渡しするお布施の準備が必要です。

寝間着やリラックスウェア、下着などの着替え

喪服を脱いだ後の着替えとして、リラックスウェアや寝間着、下着類などが必要になります。特に、通夜に参列した後、ずっと喪服のままではくつろぐことはできませんし、シワや汚れがついてしまうと、翌日の葬儀で着用するのに差し支えます。あわせて、翌日の葬儀で着用するための靴下や黒いストッキングなども忘れないようにしましょう。

アメニティ類や充電器類などの必需品

葬儀場には、ホテルのようなアメニティ類は基本的にないため、歯ブラシやタオル、洗顔料のほか、髭剃り、メイク道具などを自分で用意する必要があります。翌日の葬儀にあたり、身だしなみを整えるために、整髪料やドライヤー、ブラシなどもあると便利です。

葬儀場にシャワーがある場合、ドライヤーなどが備えられていることもありますが、事前に備品などを葬儀社に確認しておきましょう。

そのほか、意外と忘れがちなのが、スマートフォンなどの充電器です。スマートフォンがバッテリー切れになると、必要な連絡がとれなくなるので注意が必要です。

軽食や飲料

生活に必要な持ち物に加えて、軽食や飲み物も欠かせません。通夜や葬儀の前後は準備などで忙しく、ゆっくり食事をとる時間はないかもしれません。葬儀場の立地によっては、近くにコンビニなどがないことも考えられます。夜食や翌日の朝食のために、軽く食べられるものや飲み物を用意しておくと安心です。なお、その際には、施設内での飲食ルールを確認するようにしてください。

葬儀場に宿泊する際は事前に葬儀社に確認しよう

現代では、通夜といえば半通夜を指すことが多く、夜通しご遺体を見守る本通夜は少なくなりました。しかし、半通夜であっても、「故人と最後のお別れをしたい」「遠方から葬儀に参列するため前夜は泊まりたい」などの理由で、葬儀場に宿泊するケースがあります。

ただ、葬儀場によっては、宿泊施設を備えていなかったり、泊まれたとしても人数に制限があったりすることがあります。葬儀場を選ぶ際には、宿泊が可能かどうかもあらかじめ確認しておくとよいでしょう。

宿泊可能な葬儀場を探したい場合は、葬儀社の事前相談を利用するのがおすすめです。宿泊施設の有無を確認できるだけでなく、葬儀場を見学できることもあるので、万一の際にも慌てずに手配できます。
家族葬のらくおう・セレモニーハウスなら葬儀にまつわるお電話での事前相談を24時間365日、無料で受け付けています。メールや対面でもご相談いただけますのでお気軽にお問い合わせください。


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よくある質問

Q1.通夜後に葬儀場に泊まるのはなぜですか?

通夜の後に葬儀場に泊まるのは、故人に寄り添い、最後の時間を一緒に過ごすためです。かつては、夜通し灯明と線香の火を絶やさず翌朝まで故人を見守るのが一般的な通夜の形式でした。現代では防災上の観点などから夜通し見守るのではなく、ご遺族や親族で生前の思い出話をしながら過ごします。また、遠方から葬儀に参列する親族が、通夜の後に葬儀場に泊まることもあります。

Q2.通夜の後は寝てはいけないのですか?

「通夜の後は寝てはいけない」ということはありません。昔は近親者が集まって、夜通し灯明と線香の火を絶やさず翌朝まで故人を見守るのが一般的な通夜の形式でした。しかし現代では、18~19時頃から始まって数時間で終える「半通夜」が主流です。そのため、夜通し見守る儀式を省略しても問題ありません。

Q3.通夜の後は泊まらないといけないのですか?

葬儀場が宿泊可能であっても、通夜の後に葬儀場に泊まるかどうかは、ご遺族や親族の任意です。葬儀場によっては仮宿泊施設の備えがなく、そもそも泊まることができないケースもあります。また、葬儀場は旅館業営業許可を受けた宿泊施設ではないため、ホテルのような充実した設備は基本的にありません。宿泊して翌日の葬儀に備えたい場合でも、ゆっくり休みたい方や子供連れの方などは近隣のホテルを手配することもあります。

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