葬儀でのエンディングムービーとは?スライドショーの作り方を解説

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葬儀でのエンディングムービーとは?スライドショーの作り方を解説

家族葬のらくおう・セレモニーハウスの葬祭ディレクターの朝田です。

葬儀といえば僧侶による読経があり、焼香をしてお見送りをするという形式的なものを想像する人が多いと思いますが、最近は、家族葬などの普及によりお葬式の自由度が高まっていることもあり、故人の想い出が詰まったエンディングムービーを作成し、参列者と共有したいと考えるご遺族も増えています。

そこで今回は、エンディングムービーの内容の決め方や作り方、費用や注意点などを解説します。葬儀で流す動画を作りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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葬儀で流すエンディングムービーとは?

葬儀で流すエンディングムービーとは「ご遺族が持ち寄った写真でスライドショーにしたムービー」や「故人が生前に残すビデオレターのようなもの」などを指し、別名、メモリアル動画とも呼ばれています。そして、エンディングムービーとして作成する主なビデオの内容としては、以下の2つの形があります。

スライドショー形式

ご遺族がセレクトした写真をもとに作られるスライドショー形式の動画です。こちらは、葬儀の際に、故人の写真や愛用品を展示するメモリアルコーナーの演出の一つとして、参列者とともに故人を偲ぶ目的で作られることが多いです。動画の尺は写真の数や構成によっても変わりますが、3〜5分程度にまとめられたものが多く見受けられます。また、もし動画の作成を制作会社などに依頼する場合は、「写真50点以内」などの条件が設けられており、点数で費用が変わることもあるようです。

メッセージ動画形式

故人が自らの意志で生前に撮影し、ご遺族や参列者へ感謝の気持ちを伝えるメッセージ形式の動画です。いわゆるビデオレターのようなもので、生前葬やお別れ会などで使われることもあります。故人にとっては、最後に伝えたい気持ちを映像に載せて届けることができるツールでもあり、遺された家族にとっては、折に触れてその映像を観ることで、故人を想い出したり懐かしんだりすることができる大切な遺品となります。

エンディングムービーの作り方と費用相場

エンディングムービーは自作する方法と、葬儀社などの業者に依頼する方法の2種類があり、それぞれ費用も異なります。

自作する

エンディングムービーは、ご自身でiMovieやCanvaといった無料ツールを使って、費用をかけずに作成することもできます。また、初心者でも使いやすいテンプレートが用意されていることもあるので、そのようなテンプレートを利用すれば、写真をセレクトしてつなぎ合わせるだけの簡単なステップで、ムービーを作成することができます。ただし自作の場合は、素材の整理から編集、書き出しまでをご自身で行う必要があるため、充分な制作時間と、ある程度のパソコン操作技術は必要になるでしょう。さらに、エンディングムービーは3〜5分程度の長さにまとめることが多いため、短い尺の中で印象的に仕上げる工夫が求められることや、斎場での投影に適したサイズや形式で書き出す等のひと手間があることも念頭においておきましょう。書き出したファイルをDVD-Rに保存するのか、USBメモリに保存するのかなども含めて、データの書き出しや保存に必要な情報は、事前に葬儀社に確認しておくとよいでしょう。

エンディングムービーを自作する場合にかかる費用は、映像編集のツール代、パソコンなどの機材代、映像データを書き出すDVD-Rなどのメディア代のみなので、すでにパソコンを持っていて、無料ツールを使って編集作業を行うのであれば少額で済みます。ただし、時間はたくさん必要になると思っておきましょう。自作で動画を作る醍醐味としては、「写真選びで泣いてしまう」「音楽を聞いて思い出が蘇った」など、制作しながら故人の想い出に触れることができる点にあります。

葬儀社や映像制作会社に依頼する

葬儀社や映像制作会社といったプロに依頼する場合は、クオリティが高いムービーに仕上がるだけでなく、時間のない人でも安心して任せられるというメリットがあります。葬儀前のご遺族は、葬儀の準備をする傍らで素材の準備もしなくてはならないため、制作物については業者に依頼するというのも一つの方法といえるでしょう。業者に依頼する場合は、イメージや希望をしっかり伝えることが満足のいく仕上がりにつながります。打ち合わせ時に、ラフ案や過去の事例を見せてもらいながら、イメージやマストな要素などを共有するとよいでしょう。時間については、葬儀までの期間が短いため、最短の1営業日に設定するなど早めに仕上げてもらう必要があります。

メモリアルムービーを業者に委託する場合の費用相場は、2〜10万円程度です。たとえば、ナレーションを入れたり、写真の点数が多かったりする場合は、オプションで追加費用がかかることもあるので、費用を確認しながら内容を詰めていきましょう。また、業者選びは安さだけで選ばず、必ず実績や口コミを参考にすることが大切です。「完成までの期間がどれくらいか」「修正対応をしてもらえるか」などの条件も、業者比較のポイントになります。

エンディングムービーの準備に必要なもの

エンディングムービーの準備に必要なものは、故人の写真や映像、メッセージなどです。スライドショー形式で写真をつなげる場合は、年代ごとにまとめるとストーリー性が生まれやすいでしょう。また写真は、家族や友人との集合写真や、日常のスナップ、趣味を楽しむ姿など、故人の生前の様子がわかる素材を選ぶようにしましょう。

これらの素材に加えて、映像内で読み上げられるメッセージや、字幕・ナレーションのための文章も準備しておくと制作がスムーズになります。また、故人の人柄や、想いを伝える一言コメントなどを取り入れたり、映像の最後をメッセージや写真で締めくくったりすることで、より説得力が増し、印象に残る動画に仕上げることができます。演出の一つとして、ナレーションや字幕でストーリーを補強する手法も効果的です。

エンディングムービーを作る際の注意点

最後に、エンディングムービーをつくる際の注意点をお伝えします。

BGM選びと著作権に気をつける

音楽の選曲は、映像の雰囲気を大きく左右する要素の一つです。エンディングムービーには、故人の好きだった曲や、観る人の琴線に触れる静かで感動的なインストゥルメンタルなどが好んで選ばれています。ただし、音楽には著作権があるため、使用する楽曲ごとに著作権の確認をする必要があります。たとえば、後々YouTubeやSNS上で公開する予定があるなど、葬儀以外でも映像を使用する場合には、掲載予定の媒体ごとの権利も確認しておく必要があります。基本的には、後々の問題を避けるためにも商用利用可・著作権フリーの素材を選ぶことが安心ですが、どうしてもそれ以外の楽曲を使用したい場合には、JASRACやNexToneといった著作権管理団体への手続きが必要になる場合があります。
ちなみに、葬儀社は著作権団体と契約していることが多いため、楽曲の使用についてわからないことがあれば、葬儀社に確認してみるとよいでしょう。

上映環境や設備を確認する

斎場にスクリーンやプロジェクターがあるか、あるいは持ち込みが可能かなど、映像を投影するにあたっての会場のスペックや各種条件についても、事前に確認しておく必要があります。また、せっかく作成した動画が、メディアが合わずに再生できなかったということのないように、DVD再生なのか、USB再生なのか、オンライン共有なのかといった再生方法についても確認しておくと安心です。

葬儀までに完成できるか確認する

ビデオ制作は、想像以上に時間がかかる作業のため、最低でも葬儀日の1週間前には、素材を集めはじめておきたいところです。しかし、葬儀というものは突然に訪れるものなので、充分な制作期間を取れないことも多いでしょう。そのため自作する場合は、自分の作業スピードを見越したスケジューリングが必要になりますし、業者に依頼する場合も葬儀に間に合うかどうか、スケジュールの確認が重要になります。葬儀直前の依頼には対応できない業者もあるため、業者に依頼する場合は早めの依頼が肝心です。また、スライドショー形式では、写真のセレクトや、挿入するメッセージを考えることにも時間がかかるため、葬儀に間に合わせるためには、いつまでに素材の提供が必要かなど、依頼する業者とのスケジュールをすり合わせることも重要になります。

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故人を偲ぶエンディングムービーを作ろう

エンディングムービーは故人との最後の時間を彩る演出のひとつです。集まってくれた参列者とともに、故人を偲ぶ大切な機会となるため、エンディングムービーを作成する際は、葬儀社に制作を依頼できるか、そもそも映像を流せる斎場か、などの確認が必要になります。いざというときに慌てずに対応するためにも、気になる方は、葬儀社の事前相談を利用して、エンディングムービーの制作についても確認しておくことをおすすめします。家族葬のらくおう・セレモニーハウスなら葬儀にまつわるお電話での事前相談を24時間365日、無料で受け付けています。メールや対面でもご相談いただけますのでお気軽にお問い合わせください。

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よくある質問

Q1.葬儀のメモリアル動画とは何ですか?

葬儀のメモリアル動画とは、「ご遺族が持ち寄った写真でスライドショーにしたムービー」や「故人が生前に残すビデオレターのようなもの」のことをいいます。別名、エンディングムービーとも呼ばれ、葬儀会場に設営されたモリアルコーナーの演出の一部として展示したり、葬儀会場で投影したりするために、遺族または本人によって制作される動画のことです。

Q2.葬儀のエンディングムービーはどうやって作りますか?

エンディングムービーは、自作もしくは葬儀社や映像制作会社などの業者に依頼して制作することができます。自宅にパソコンがあり、動画ソフトなどの操作にある程度慣れているのであれば、費用をかけずにご自身で作成することもできますが、動画制作は思いのほか時間がかかる作業なので、ただでさえスケジュールがタイトな葬儀前は、プロの業者に委託するのも方法の一つです。

Q3.写真が少なくても作れますか?

写真が少なくてもエンディングムービーを作れるかどうかは、動画の尺や制作会社によっても異なります。写真素材が少ない状態でも、ナレーションやメッセージなどの演出を増やしたり、テンプレート素材を使ったりすることで、ある程度のクオリティを担保することはできるでしょう。対応は業者によって様々なので、まずは相談してみることをおすすめします。

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