ご葬儀のこと
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葬儀の所要時間はどれくらい?お葬式のタイムスケジュールを解説

葬儀の所要時間はどれくらい?お葬式のタイムスケジュールを解説します
家族葬のらくおう・セレモニーハウスの葬祭ディレクターの川端です。
お葬式を執り行う場合、知っておきたいのが、通夜や葬儀・告別式にどれくらいの時間がかかるかということです。お葬式の所要時間や、おおよそのタイムスケジュールがわからなければ、葬儀日程を決めるのも難しくなってしまうでしょう。1日目に通夜を、2日目に葬儀・告別式を行うということは何となく理解していても、それぞれの所要時間はよくわからないという方は多いかもしれません。
葬儀の所要時間を事前につかんでおけば、準備や参列者への対応もスムーズになります。ここでは、一般的な仏式の通夜と葬儀・告別式の所要時間や、タイムスケジュール例、葬儀の日程を決める際のポイントのほか、所要時間をふまえた葬儀参列時の注意点についても解説します。
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通夜・葬儀の所要時間の目安
一般的な仏式のお葬式では、1日目に通夜、2日目に葬儀・告別式を行います。2日間を通した全体的な流れと所要時間の目安は、以下のとおりです。
<一般的な仏式の通夜・葬儀の流れ>
・1日目
納棺、通夜、通夜振る舞い
・2日目
葬儀・告別式、火葬・収骨(拾骨)、初七日法要・精進落とし
<一般的な仏式の通夜・葬儀の所要時間>
・1日目
通夜のみ:1~2時間
納棺式から通夜振る舞いまで:4~5時間
・2日目
葬儀・告別式のみ:1~2時間
火葬・精進落としまで:5~6時間
ただし、上に挙げた所要時間は、通夜・葬儀に参列した場合の目安です。喪主やご遺族の場合は、準備や片付けなどがあるため、必要な時間はもう少し長くなります。
また、所要時間は葬儀の形式によっても異なります。例えば、通夜や告別式といった儀式を行わない直葬であれば、全体の所要時間はかなり短くなるでしょう。そのほか、地域のしきたりや慣習、参列者の人数などによっても所要時間は異なります。
通夜・葬儀の一般的な開始時間
葬儀の所要時間と併せて知っておきたいのが、一般的な開始時間です。通夜や葬儀・告別式が大体どれくらいの時間に始まるかがわかっていれば、終了時間の見通しも立てやすくなります。1日目の通夜、2日目の葬儀・告別式について、それぞれ一般的な開始時間を確認しておきましょう。
18~19時頃:通夜開始
1日目の通夜は、18~19時頃に開始するのが一般的です。参列者の受付は、開始時間の30分ほど前から始まります。なお、ご遺族・親族は、僧侶や参列者を迎える準備があるため、開始時間の1~2時間前に集合となります。
10~11時頃:葬儀・告別式開始
2日目の葬儀・告別式は、10~11時頃の開始が一般的です。火葬に時間を要するため、午前中に開始されることが多いでしょう。参列者の受付が始まるのは開始時刻の30分前、ご遺族・親族の集合時間は1~2時間前が目安となります。
お葬式1日目:通夜のタイムスケジュール
ここからは、お葬式の具体的なタイムスケジュールを見ていきましょう。
まずは1日目の通夜について、18時開式と想定してモデルスケジュールを組んでみます。
<通夜のタイムスケジュール例>
16時:納棺の儀
17時:ご遺族・親族集合
17時30分:参列者の受付開始
18時:通夜開始
19~20時:通夜終了
16時:納棺の儀
通夜が始まる前までに納棺の儀を行います。納棺の儀とは、故人のご遺体を清め、棺に納める儀式のことです。立ち会うのは基本的にはご遺族など限られた人のみで、所要時間は儀式の内容によっても異なりますが、30分~2時間程度です。
17時:ご遺族・親族集合
ご遺族・親族は、通夜開始の1~2時間前を目安に集合します。ご遺族は、改めて葬儀社の担当者と段取りの確認を行います。
17時30分:参列者の受付開始
通夜が始まる30分程前から、参列者の受付が始まります。参列者は通夜開始の10分前までに受付を済ませ、着席して開式を待ちます。
18時:通夜開始
宗教者(僧侶)が入場し、通夜が始まります。通夜では読経や焼香、喪主の挨拶などが行われます。通夜のみであれば1時間程度、通夜振る舞いがある場合は2時間程度で終了となるでしょう。通夜開始が18時の場合、通夜振る舞いの有無によっても異なるものの、終了時間の目安は19~20時頃になります。
お葬式2日目:葬儀・告別式のタイムスケジュール
2日目には、葬儀・告別式を中心にさまざまな儀式が執り行われます。ここでは、10時から葬儀・告別式が始まると仮定して、一般的な内容とタイムスケジュールを紹介します。
<葬儀・告別式のタイムスケジュール例>
9時:ご遺族・親族集合
9時30分:参列者の受付開始
10時:葬儀・告別式
11時頃:出棺・火葬
13時頃:収骨
14時頃:初七日法要・精進落とし
9時:ご遺族・親族集合
ご遺族・親族は開始時間の1~2時間前くらいに集合し、葬儀社の担当者と段取りの最終確認を行います。葬儀・告別式の会場は、前日の通夜と同じであることが一般的です。
9時30分:参列者の受付開始
葬儀・告別式の開始時刻の30分程前から、一般参列者の受付が始まります。葬儀に参列する場合、あまり早く到着すると会場の準備が整っておらず、迷惑になる可能性があるため注意が必要です。参列者は受付開始時間を目安に会場へ向かい、葬儀開始の10分前には着席しているようにします。
10時:葬儀・告別式
宗教者(僧侶)が入場し、葬儀・告別式が始まります。葬儀・告別式では、僧侶による読経や参列者による焼香などが行われます。参列者の人数などによっても異なりますが、所要時間の目安は30分~1時間程度です。
11時頃:出棺・火葬
葬儀・告別式の閉式後、出棺の儀を執り行います。棺に花や副葬品を入れて故人と最後のお別れをし、準備が整ったら霊柩車に乗せ火葬場へと出棺。火葬に参加しない一般参列者は、出棺を見送り終了となります。ご遺族や親族、近しい友人など、火葬に参加する人は葬儀社が手配したマイクロバスなどで火葬場へ移動します。
火葬場では納めの儀ののち、火葬を行います。火葬には1~2時間程度かかるため、その間は待合室や控室で待機です。
13時頃:収骨
火葬が終了したら、灰になっていないご遺骨を骨壺に収める、収骨(お骨上げ)を行います。一般的には、喪主、ご遺族、親族、友人というように故人と関係の深い方から順に、二人一組で箸を使ってご遺骨を骨壺へ収めます。
14時頃:初七日法要・精進落とし
収骨を終えて散会となる場合もありますが、引き続いて初七日法要や精進落としを行うこともあります。
初七日法要とは、故人の命日を含めて7日目に行う法要のことです。また、精進落としは、初七日法要後に僧侶や参列者へ感謝を伝える会食の場です。
近年では、弔問客への配慮などから、葬儀・告別式当日に初七日法要と精進落としを行うケースも多くなっています。所要時間の目安は、初七日法要が30分程度、精進落としが1~2時間程度です。
通夜・葬儀の日程を決める際のポイント
通夜と葬儀・告別式の日程を決める際には、所要時間以外にも押さえておきたいポイントがあります。喪主・ご遺族がお葬式の日程を決めるときに意識したいポイントを解説します。
最初に火葬場の空き状況を確認する
身内が亡くなってお葬式の日程を決める際は、まず、火葬場の空き状況を確認することが大切です。一般的な仏式の葬儀の場合、ご臨終の翌日に通夜を、翌々日に葬儀・告別式を行う流れになるでしょう。ただし、実際の日程は、火葬場や斎場の空き状況によって変わります。特に火葬場は、複数の選択肢がある葬儀会場とは違って代替施設がありません。火葬場の状況によっては、希望の日にちに予約がとれないことも考えられます。
まずは火葬場の空き状況を確認し、そこから日程を逆算して通夜と葬儀の日時を決めていくことがポイントです。なお、火葬場の予約手続きは葬儀社で手配してもらうことが一般的です。
僧侶の都合を確認する
火葬場の空き状況を確認して日程の目処がついたら、実際に予約をする前に僧侶の都合を確認します。仏式の通夜・葬儀では、僧侶による読経が必要な場合が多くありますが、特にお盆やお彼岸の時期は、僧侶にとっての繁忙期にあたり、都合が合わないことも考えられます。火葬場の空き状況と、僧侶の都合をすり合わせて、具体的な日程を決めていきましょう。
親族の日程を確認する
通夜と葬儀・告別式のおおよそのスケジュールが固まったら、親族へも日程の連絡をしておきましょう。親族の中には、遠方から参列する人や、葬儀のために仕事を休む人もいると思われるため、できるだけ早めに連絡をすることが大切です。
なお、一般参列者に対しては日時が決定してからの連絡となるため、事前確認の必要はありません。ただし、故人と親しかった友人など、どうしても参列してほしい方がいる場合は、前もって予定を確認しておくと安心です。
通夜・葬儀に参列する場合の注意点は?
一般参列者としてお葬式に参列する場合、「どれくらいの時間に行けばいいのだろう」「都合がつかず参列できないときはどうすればいい?」などと疑問に思うことがあるかもしれません。通夜や葬儀・告別式に参列する際には、以下の点に注意しましょう。
会場には時間に余裕を持って到着する
お葬式に参列する際には、時間に余裕を持って会場へ向かうことが大切です。通夜、葬儀・告別式ともに、受付開始に合わせて会場に到着し、開始時刻の10分前には着席できるようにしましょう。受付ではお悔やみを伝えたり香典を渡したりといったことが必要で、参列者が多ければその分時間もかかります。特に、葬儀・告別式の遅刻は厳禁です。
一方、通夜は急に知らされることも多いため、開始時刻に間に合わないケースも考えられます。通夜の場合は、開始時刻を多少過ぎてしまっても、焼香に間に合うのであれば出席したほうがよいといえます。
参列が難しい場合は弔電などの対応を
お葬式の連絡をもらっても、どうしても都合がつかなかったり体調不良だったりして、参列できない場合もあるものです。その場合は喪主に連絡し、別の方法でご遺族へ弔意を伝えましょう。弔意を伝えるには、代理人を立てるほか、弔電を打ったり、香典やお供えの品を送ったりする方法があります。
通夜や葬儀・告別式の所要時間を把握しておこう
お葬式を執り行う際には、通夜や葬儀・告別式の流れと所要時間を把握しておくことが大切です。ただ、流れや所要時間は、葬儀の形式などによって異なります。葬儀を行う予定がある場合は、事前に葬儀社に相談し、全体的な流れや所要時間などを確認しておくとよいでしょう。
家族葬のらくおう・セレモニーハウスなら、葬儀にまつわるお電話での事前相談を24時間365日、無料で受け付けています。メールや対面でもご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。
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よくある質問
Q1. 通夜や葬儀の時間はどれくらいかかりますか?
一般的な仏式の葬儀の場合、1日目は通夜のみであれば1~2時間、納棺から通夜振る舞いまでなら4~5時間程度かかります。また、2日目は、葬儀・告別式のみなら1~2時間、葬儀・告別式のあと火葬や精進落としまで参加するのであれば5~6時間が目安です。喪主やご遺族は、準備や片付けなどがあるため、所要時間はもう少し長くなります。
詳しくは「通夜・葬儀の所要時間の目安」をご確認ください
Q2. お葬式は何時から始まりますか?
1日目の通夜は18~19時頃、2日目の葬儀・告別式は10~11時頃から開始することが一般的です。一般参列者の受付開始はそれぞれ開始時間の30分前、ご遺族・親族の集合時間は1~2時間前が目安となります。
詳しくは「通夜・葬儀の一般的な開始時間」をご確認ください
Q3. お葬式に参列する場合の注意点は?
お葬式に参列する場合には、時間に余裕を持って会場へ向かい、開始時刻の10分前には着席できるようにしましょう。なお、葬儀・告別式の遅刻は厳禁とされていますが、通夜の場合は急に知らされることも多いため、焼香に間に合えばマナー違反とまではいわれません。
もしどうしても参列が難しい場合は、代理人を立てたり、弔電を打ったり、香典やお供えの品を送ったりするなど、別の方法でご遺族へ弔意を伝えるようにしてください。
詳しくは「通夜・葬儀に参列する場合の注意点は?」をご確認ください

コールセンター 川端 勇気
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