葬儀の見積もりの取り方は?見積書を確認する際の注意点も解説

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葬儀の見積もりの取り方は?見積書を確認する際の注意点も解説

葬儀の見積もりの取り方は?見積書を確認する際の注意点も解説

葬儀の見積もりの取り方は?見積書のチェックポイントも解説

家族葬のらくおう・セレモニーハウス 葬祭ディレクターの金です。
納得のいく葬儀を執り行うには、事前に見積もりを取ることが大切です。見積もりを取らないまま葬儀社や葬儀プランを決めてしまうと、「想定したよりも高額な費用がかかって困った」「高額な請求をされたが、何にいくらかかったのか内訳がわからない」ということになりかねません。
では、葬儀の見積もりを取るときには、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。ここでは、葬儀の見積もりの取り方や、見積もりを取るメリット、見積書で確認すべき注意点などについて解説します。

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葬儀の見積もりを取る方法

葬儀の見積もりを取るには、葬儀社に直接問い合わせる方法と、インターネットを通じて見積もりを依頼する方法があります。それぞれの方法について、メリットやデメリットとともに見てみましょう。

葬儀社に直接見積もりを依頼する

葬儀の見積もりを取るには、葬儀社に電話したり訪問したりして、直接見積もりを依頼する方法があります。直接見積もりを依頼する場合は、葬儀社のスタッフの応対を確認でき、疑問点があってもその場ですぐに質問できるといったメリットがあります。また、訪問する場合、葬儀社によっては斎場など施設の見学が可能なため、より具体的なイメージをつかむことができるでしょう。

一方で、葬儀社に直接見積もりを依頼するには、時間と手間がかかります。特に複数の葬儀社を比較検討したい場合、それぞれに見積もりを依頼することになるため、負担に感じる方もいるかもしれません。



インターネットを通じて見積もりを依頼する

葬儀の見積もりは、インターネットを通じて取ることも可能です。葬儀社のウェブサイトから見積もりを依頼したり、葬儀社の紹介サイトを通じて一度に複数社から見積もりを取ったりする方法があります。依頼する葬儀社が決まっていない場合や、少ない手間で複数の葬儀社に見積もりを依頼したい場合にはおすすめの方法といえるでしょう。場所や時間を問わず気軽に見積もりを依頼できるのもメリットです。

ただし、インターネット経由の見積もりは、葬儀社と直接対話をするわけではないため、スタッフや斎場の雰囲気を確認することはできません。また、葬儀に関する疑問があった場合は別途問い合わせをする必要があり、すぐに疑問を解消できない点はデメリットといえます。

葬儀の見積もりを事前に取るメリット

家族が亡くなった場合、一般的に翌日に通夜、翌々日に葬儀・告別式を行うため、早急に葬儀の手配を行わなければなりません。ご臨終を迎えた後は、ご遺体の搬送や安置の手配をすぐに行わなければならず、葬儀の見積もりをゆっくりと比較検討する時間はほとんどとれないといえるでしょう。

安心して満足のいく葬儀を執り行うには、できるだけ事前に葬儀の見積もりを取り、どのような葬儀にしたいかを家族で話し合っておくのがおすすめです。事前に葬儀の見積もりを取ると、主に以下のようなメリットがあります。

葬儀の見積もりを事前に取るメリット

葬儀内容や費用を冷静に判断できる

家族が亡くなったタイミングでは、悲しみや動揺が先に立ってしまい、葬儀の内容や費用を冷静に考えることが難しいかもしれません。事前に葬儀の見積もりを取っておけば、葬儀内容やかかる費用の全体像を把握でき、冷静な状態のときに判断を行うことができます。また、想定外の出費を回避するために予算の調整や交渉する余裕も生まれるでしょう。



葬儀についてじっくり検討できる

葬儀についてじっくり考える時間を確保できることも、葬儀の見積もりを事前に取るメリットのひとつです。事前に見積もりを取っておけば、家族やお見送りされる本人が希望する葬儀内容と、費用との兼ね合いを考慮しながら、時間をかけて検討することができます。場合によっては、ほかの葬儀社に見積もりを取ったり、葬儀内容の変更や調整したりすることも可能です。家族で話す時間や検討する時間に余裕ができるため、納得のいく選択がしやすくなるでしょう。



葬儀までに必要な準備が明確になる

見積書を作成するには、葬儀の細かな内容を決める必要があります。具体的には宗旨宗派、参列者の範囲や人数、安置場所、菩提寺などを確認するため、葬儀までに必要な準備が明確になります。ほかにも遺影に使用する写真の選定や、各所の連絡先を確認するなど、何を用意しなければいけないかを事前に明確化できることで当日の混乱を防ぎ、落ち着いて故人とお別れする時間を確保できるようになるでしょう。



いざというときに、一から検討する必要がない

見積もりを事前に取っておくことで、ご臨終後に一から葬儀社を検討する手間を省くことができます。事前の見積もりがないと、何にどれくらいの費用がかかるのかわからない状態で、葬儀社を探すところから始めなければなりません。大切な家族を亡くした直後に慌てて探すと、精神的にも時間的にも負担となってしまうでしょう。事前に見積もりを取っておけば、その見積書をベースに葬儀を進めることができるため、ご遺族の負担軽減につながります。


葬儀の見積もりに含まれる内容

見積書の書式は葬儀社によって異なりますが、含まれる項目は「葬儀一式費用」「飲食費」「返礼品費」の大きく3つに分類されます。葬儀の見積もりに含まれる主な内容は、以下のとおりです。

葬儀一式費用

葬儀一式費用の項目には、一般的に葬儀プランの料金に加え、ご遺体の搬送車両や安置場所にかかる費用、斎場やセレモニーホール、火葬場などの利用料などの項目が記載されています。

葬儀一式費用は、宗旨宗派や葬儀の種類、斎場の規模などによって異なります。例えば、葬儀・告別式と火葬のみを1日で執り行う一日葬や、直接火葬場で故人とお別れをする直葬・火葬式の場合は、通夜を省くので二日葬よりも費用が抑えられるでしょう。

また、葬儀社によっては、オプション項目も一式費用に含まれている場合があるため、内訳をよく確認の上、家族の希望や状況に応じて追加するかどうかを決めてください。


葬儀一式費用に含まれる主な例
・祭壇や棺、骨壺、枕飾りなどの葬祭用品を含む葬儀プランの料金
・ご遺体の搬送車両、安置場所にかかる費用
・斎場やセレモニーホールなどの利用料
・火葬場の利用料



飲食費

飲食費とは、主に参列者へのおもてなしにかかる費用です。飲食費は、上に挙げた葬儀一式費用とは異なり、参列者の人数によって大きく変動します。そのため、正確な見積もりを取るには、参列者の人数を予測することが重要になります。参列者の人数を判断するのが難しい場合は、葬儀社に相談すると、ある程度のモデルケースを提示してくれるでしょう。
飲食費に含まれる主な項目は、以下のとおりです。


飲食費に含まれる主な例
・通夜振る舞いとして通夜当日の食事や飲み物にかかる費用
・精進落としとして葬儀・告別式当日の食事や飲み物にかかる費用



返礼品費

返礼品費は、会葬や香典のお礼として参列者にお渡しする品物にかかる費用です。返礼品費は、参列者の人数やいただく香典の数によって変動します。

返礼品のうち、通夜や葬儀・告別式に参列してくださった方へ贈る品を「会葬御礼」、お香典をいただいた方へ渡す品を「香典返し」といいます。会葬御礼は香典の有無に関わらず参列者全員にお渡しするもので、金額の相場は500〜1,000円程度です。

一方、香典返しは、お香典をいただいた方にお渡しするお礼の品で、いただいたお香典の3分の1〜半額程度が相場とされています。
返礼品費に含まれる主な項目は、以下のとおりです。


返礼品費に含まれる主な例
・会葬御礼や香典返しなどの返礼品にかかる費用
・礼状などにかかる費用

葬儀の見積書のサンプル

葬儀の見積書に記載されない費用もある

葬儀には、見積書に記載されていない費用が発生することもあるため注意が必要です。見積書に記載されているのは、基本的に葬儀社へ支払う費用です。例えば、以下のように僧侶へのお布施やお車代など、宗教者へ直接お渡しする金額は見積書に含まれていないことがあります。

葬儀の見積もり書に含まれていないこと

また、遠方から葬儀に参列する方の交通費や宿泊費を遺族側で負担する場合、その分の費用がかかります。見積書のほかにどのような費用がかかるかを確認し、余裕を持って準備することが大切です。

葬儀の見積書で確認すべき注意点

葬儀社から見積書を受け取ると、つい総額ばかりに目が向きがちです。しかし、それだけではなく、葬儀の見積書を見るときには以下のポイントに注意して確認しましょう。

見積書はわかりやすいか

葬儀の見積書を見るときには、まず、「記載されている内容がわかりやすいか」を確認しましょう。専門用語が多用されているなど、パッと見たときにわかりづらさを感じる場合は注意が必要です。葬儀に関する用語や費用項目には、一般の方にはあまりなじみがないものも少なくありません。それらが見積書でわかりやすく提示されているかどうかは、信頼できる葬儀社を見極めるポイントのひとつになります。

もし見積書の記載内容に不明点があった場合は、そのままにせず葬儀社に質問しましょう。その際、わかりやすく丁寧な説明があるかを確認することも大切です。



見積金額の総額や追加料金の条件が明確か

葬儀の見積書では総額を確認すると同時に、見積もりに含まれない費用があるか、ある場合は何にいくらかかるのかについても、しっかりチェックする必要があります。追加料金がかかる条件や金額について確認しておかないと、「後から追加費用がかさんで想定していたよりも多額の費用がかかった」ということになりかねません。もし追加料金を含めた費用が、想定している予算を上回る場合は、不必要な項目を省くなど、葬儀内容の調整を検討する必要があるでしょう。



各項目の数量や費用が記載されているか

葬儀の見積書に「セット」や「一式」という表記がある場合は、その内訳がきちんと記載されているかを確認することが大切です。もし合計金額しか記載されていなければ、内訳と個別の料金を提示してもらうといいでしょう。

「セット」や「一式」の中に何が含まれているのかがわからないと、希望に沿った内容になっているか、追加料金が発生する可能性があるかなども判断することができません。数量によって金額が変動するものについては、単価と合計金額の両方が見積書に記載されているかも確認します。その上で、項目や数量などに過不足があれば、葬儀社に伝えて見積書に反映してもらう必要があります。



会葬者の人数や希望に合致しているか

葬儀にかかる費用のうち、飲食費や返礼品費などは参列者の人数によって大きく変動します。見積書で設定されている人数が多すぎたり少なすぎたりすると、実際の葬儀とかけ離れた金額になってしまうため注意しましょう。同時に、祭壇のグレードや斎場の規模などについても、希望と合致しているかを確認する必要があります。例えば、見積書では最も低価格のグレードが提示され、後の打ち合わせの中でどんどん金額が上がっていってしまう場合もあるため注意が必要です。

なお、小規模な葬儀を希望する場合は、家族葬専門など小規模の葬儀を専門に取り扱っている葬儀社のほうが、斎場の規模感による費用のブレは少なくなります。

返礼品や料理の中身が希望に合っているか

返礼品や料理の中身も、葬儀の費用を左右する要素のひとつです。返礼品や料理の具体的な内容を確認し、希望に沿った内容になっているかをチェックしましょう。もし内容が過剰だったり想定より高額だったりした場合は、葬儀社に相談して調整を行う必要があります。

葬儀の際は、相見積もりを取ったほうがいい?

どのような形式でも、葬儀を行うにはある程度まとまった費用がかかります。また、同じような葬儀プランでも、実際にかかる費用は葬儀社によって異なります。依頼したい葬儀社が決まっている場合は問題ありませんが、そうでなければ、できるだけ複数の葬儀社から見積もりを取ったほうがいいでしょう。複数社の見積もりを比較検討することで、金額の妥当性を判断しやすくなります。

相見積もりを取る際には、葬儀の種類や参列者の人数、予算など、同じ条件で見積もりを依頼することが大切です。見積もりの前提となる条件が違うと、費用を正しく比較することができません。

なお、葬儀社によってプランに含まれる項目が異なる場合があるため、総額だけで判断するのは禁物です。前述したように、プランの内訳や追加料金の有無、各項目の料金など、詳細をきちんと把握した上で比較検討することが大切です。

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葬儀の見積書と請求書の金額が異なる場合の対応

事前に見積もりを取っていたにもかかわらず、実際に葬儀を行った後、見積もりよりも高い金額を請求されることがあります。見積書と請求書の金額が違う場合は、まず費用の内訳を確認しましょう。

見積書と請求書の金額が異なるケースとして、プランに含まれないオプションの費用や、参列者の増加による追加料金などがあります。特に、飲食費や返礼品費の変動費は、見積もり時に想定した参列者の人数との差によって金額の増減が生じがちです。「事前に聞いていた金額より高額な費用を請求された」というトラブルを防ぐためには、変動費や追加料金について、見積もりの段階でしっかりチェックすることが大切です。

見積もりのときに、費用が増える可能性や条件をきちんと把握していれば、見積書と請求書の金額が異なる場合にも冷静に確認できます。同時に、見積もりを取る際、費用面の疑問や質問に丁寧に応えてくれる葬儀社を選ぶことが重要なポイントになります。

いざというときに備えて、事前に葬儀の見積もりを取っておこう

家族が亡くなると短時間で葬儀社を決める必要があるため、事前に葬儀の見積もりを取り、葬儀プランや費用について検討しておくと安心です。葬儀の見積もりの際に疑問や不明点が生じた場合は、葬儀社の事前相談を活用し、いざというときに落ち着いて葬儀を行えるように備えておくとよいでしょう。
家族葬のらくおう・セレモニーハウスなら葬儀にまつわるお電話での事前相談を24時間365日、無料で受け付けています。メールや対面でもご相談いただけますのでお気軽にお問い合わせください。

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よくある質問

Q1.葬儀の見積もりを取るメリットは?

葬儀の見積もりを取るメリットには、事前に葬儀内容や費用を把握でき、家族の中でも話し合えることが挙げられます。また、見積もりを算出するために具体的に項目を決めていくため、葬儀に必要な準備が明確になることもメリットのひとつです。事前に葬儀の見積もりを取っていれば、ご臨終後、慌ただしい中で葬儀社を決めたり、見積もりをとったりすることを避けられます。

詳しくは「葬儀の見積もりを事前に取るメリット」をご確認ください




Q2.葬儀の見積もりは複数社から取ったほうがいいですか?

依頼したい葬儀社が決まっている場合を除き、葬儀の見積もりは複数の葬儀社から取るのがおすすめです。葬儀費用は葬儀社によって異なるため、複数社の見積もりを比較することで、金額の妥当性を判断しやすくなります。相見積もりを取る際には、同じ条件で見積もりを依頼し、総額だけでなく内訳や追加料金が発生する条件など詳細を確認した上で比較検討することが大切です。

詳しくは「葬儀の際は、相見積もりを取ったほうがいい?」をご確認ください




Q3.葬儀の見積もりを取る際の注意点は?

葬儀の見積もりを取る際は、見積書の内容がわかりやすいか、総額や追加料金の条件が明確か、項目ごとの数量や費用が記載されているかなどを確認することが大切です。また、参列者の人数や祭壇のグレード、返礼品、料理の中身などが希望に沿っているかどうかも確認しましょう。もし不明瞭な部分や希望と食い違う部分があった場合は、葬儀社に連絡し、調整や修正を依頼する必要があります。

詳しくは「葬儀の見積書で確認すべき注意点

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