親戚の葬儀はどこまで参列する?参列する際のマナーや服装を解説

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親戚の葬儀はどこまで参列する?参列する際のマナーや服装を解説

親戚の葬儀はどこまで参列する?参列する際のマナーや服装を解説

親戚の葬儀はどこまで参列する?参列する際のマナーや服装を解説

家族葬のらくおう・セレモニーハウスの葬祭ディレクターの朝田です。
親戚に不幸があったとき、葬儀に参列するかどうか悩むケースは意外と多いものです。特に、亡くなった親戚とそれまであまりやりとりがなかった場合や、遠方に住んでいる場合などは、参列すべきかどうかの判断に迷うことがあるかもしれません。また、故人の親戚は一般の参列者とは立場が異なるため、参列時のマナーが気になる方もいるでしょう。

ここでは、葬儀に参列する親戚の範囲や、親戚として葬儀に参列する際のマナーのほか、親戚の葬儀に参列できないときの対応についても解説します。

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親戚の葬儀に参列する範囲の目安

葬儀に参列する親戚の範囲に、明確な決まりはありません。基本的には、3親等以内の親族であれば、葬儀に参列するのが望ましいとされています。民法上は、「6親等以内の血族、配偶者、3親等以内の姻族」が親族と定められていますが、葬儀においては、それほど厳密に考える必要はないでしょう。なお、親族のうち、故人と生活をともにしていた人を遺族と呼びます。故人の配偶者や子供、親、兄弟姉妹などは、たとえ故人と同居していなかったとしても、一般的には遺族と呼ばれます。

いわゆる親戚付き合いのある間柄なら、親族の範囲を超えていても参列することに問題はありません。一方、あまり交流のない親戚であれば、親族の範囲内でも参列を控えることがあります。

■3親等以内の親族

また、多くの企業では家族や親戚が亡くなった際に忌引き休暇を取得できますが、その日数も親等の近さによって異なります。一般的な忌引き休暇の取得日数は、配偶者が亡くなった場合は10日、父母や子供など1親等の親族の場合は5~7日、祖父母や兄弟姉妹、孫などの2親等の親族なら3日が目安です。おじやおば、甥、姪、曾祖父母など、3親等の親族が亡くなった場合は、忌引き休暇はないか、取得できても1日程度であることが多くなっています。

親族の葬儀に参列する際の服装

親戚の葬儀に参列する際には、一般の参列者と同様に喪服を着用します。

喪服には正喪服、準喪服、略喪服の3つの格式があり、喪主や遺族、三親等以内の親族は、もっとも格式の高い正喪服を着用するのが通例です。正喪服の例としては、男性は5つ紋のついた羽織袴やモーニングコート、女性なら5つ紋のついた黒無地着物やブラックフォーマル用の光沢のない黒のワンピース、アンサンブルなどが挙げられます。

男性の喪服
女性の服装

ただし、親族の場合は、正喪服ではなく、準喪服でも問題ないとされています。準喪服は、参列者として葬儀に参列する際にも着用する一般的な喪服です。男性なら「光沢のない黒スーツ・黒ネクタイ・黒い靴」、女性なら「透け感のない黒ワンピースやアンサンブル・黒い靴」が基本になります。派手なアクセサリーやメイクは避け、女性の場合は肌の露出にも注意しましょう。

親族として葬儀に参列する際のマナー

親戚が亡くなった場合は、一般の参列者とは違った立場で葬儀に参列することになります。親族として葬儀に参列する際には、以下のようなマナーを守るようにしましょう。

遺族からの依頼は引き受けてサポートする

親族として葬儀に参列した場合、遺族からさまざまな手伝いを頼まれる可能性があります。親族は喪主ではなく、当日の進行は基本的に葬儀社が行いますが、受付や買い出し、通夜振る舞いでの接待など、サポートを必要とする場面が多々あります。葬儀の間の遺族はとても慌ただしく、中には、親族にしか頼めないこともあるかもしれません。遺族から依頼を受けた場合は、快く引き受けるようにしましょう。



一般の参列者より早めに斎場に行く

親族として葬儀に参列する場合は、一般参列者の受付時間よりも前に斎場に到着するようにすることをおすすめします。葬儀当日、遺族は、葬儀社と進行や手順を確認するため、受付開始の1~2時間ほど前に斎場に入ります。親族の場合は、遺族に配慮しつつ、開始1時間前を目安に斎場に行くと安心です。

上述のとおり、葬儀の際には遺族からさまざまなサポートを頼まれることがあります。遺族からの依頼があったときにスムーズに対応するためにも、早めに斎場に向かい、状況を把握しておくといいでしょう。葬儀の案内を受けたときに、早めに到着する旨を遺族に伝えておくとスムーズです。



一般の参列者に丁寧に対応する

親族として、一般の参列者に丁寧に対応することも大切です。親族として葬儀に参列すると、一般の参列者から「このたびはご愁傷さまでした」などとお悔やみの言葉をいただくことがあります。その際は、「生前はお世話になりました」「本日はありがとうございました」など、丁寧に対応しましょう。

自分は遺族ではないと思っていても、一般の参列者から見れば、故人の親族はみな喪主側の立場です。お悔やみの言葉のほか、葬儀の進行などについて質問を受けることもあるかもしれません。自分だけで対応できないときは葬儀社のスタッフに取り次ぐなど、葬儀を執り行う側として適切な対応を心がけます。

なお、葬儀の場では、「忌み言葉」を使わないよう注意してください。例えば、「四(死)」や「九(苦しい)」といった不幸を連想させる言葉や、「死亡」「急死」などの直接的な表現、「ますます」「くれぐれも」などの重ね言葉は、葬儀の場にはふさわしくないとされています。一般参列者に対応する際には、このような忌み言葉を使わないように注意が必要です。

親族の葬儀での香典の相場は?

親族の葬儀での香典の相場は、故人との関係性やご自身の年齢によっても変わります。基本的には、故人との関係が近いほど香典の金額は高くなるため、一般の参列者よりも親族のほうが包む金額は多くなります。なお、香典の相場は地域によっても異なるため、不安な場合は、同じくらいの血縁関係の親族に相談するとよいでしょう。

故人との関係性による香典の相場は、以下のとおりです。

親戚の葬儀での香典の相場

親が亡くなった場合:3万〜10万円

親が亡くなった場合の香典の目安は、20代が3万円、30代が5万〜10万円、40代が10万円です。ただし、自分が喪主の場合や、両親に扶養されている場合は、一般的に香典は必要ありません。



兄弟姉妹が亡くなった場合:3万〜5万円

兄弟姉妹が亡くなった場合の香典の目安は、20代が3万〜5万円、30〜40代では5万円です。義理の兄弟姉妹であっても金額は同じです。



祖父母が亡くなった場合:1万〜5万円

祖父母が亡くなった場合の香典の目安は、20代が1万円、30代が1万〜3万円、40代が3万〜5万円です。ただし、自身が両親に扶養されている場合は、一般的に香典は必要ありません。



そのほかの親族が亡くなった場合:1万〜3万円

上記以外の親族の葬儀に参列する場合は、香典の金額は1万〜3万円が相場です。20代が1万円、30代が1万〜2万円、40代が2万〜3万円です。

参列できなくなった場合の対応

親戚が亡くなって葬儀の知らせを受けても、遠方だったり日程が合わなかったりして、参列が難しい場合があります。葬儀に参列できない場合は、できるだけ早く遺族へ欠席の連絡をしましょう。その後、別の方法でお悔やみの気持ちを伝えます。弔意を伝えるには、弔電や供花・供物を送ったり、葬儀の後に香典を送ったりするほか、後日自宅へ弔問に伺うといった方法があります。

なお、弔問に伺う場合は、必ず事前連絡を入れ、香典や供物などを持参しましょう。

親族として葬儀に参列する際は遺族と参列者への配慮が必要

葬儀に参列する親戚の範囲に厳密な決まりはありません。民法上では親族の定義がありますが、普段から親戚付き合いがあれば血縁関係が遠くても親族として参列する一方、交流のない親族の場合は参列を控えることもあります。

親族として葬儀に参列する場合は、一般の参列者とは異なり、遺族側の立場になるため、服装やマナーに気を付けると同時に、遺族から希望があれば積極的にサポートを引き受け、参列者にも丁寧な対応を心がけましょう。葬儀でわからないことがあれば、葬儀社への相談がおすすめです。

家族葬のらくおう・セレモニーハウスなら葬儀にまつわるお電話での事前相談を24時間365日、無料で受け付けています。メールや対面でもご相談いただけますのでお気軽にお問い合わせください。

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よくある質問

Q1.葬儀に参列する親族の範囲は?

葬儀に参列する親族の範囲に、明確な決まりはありません。民法上の親族は「6親等以内の血族、配偶者、3親等以内の姻族」ですが、葬儀においてはそれほど厳密に考える必要はありません。一般的には、3親等以内の親族は葬儀に参列するのが望ましいとされますが、いわゆる親戚付き合いのある間柄なら、多くの場合、親等にかかわらず親族として参列します。

詳しくは「親戚の葬儀に参列する範囲の目安」をご確認ください




Q2.親戚が亡くなったら忌引き休暇は何日とれますか?

忌引き休暇の日数は、故人との血縁関係によって異なります。一般的な忌引き休暇の取得日数は、配偶者が亡くなった場合は10日、父母や子供など1親等の親族の場合は5~7日、祖父母や兄弟姉妹、孫などの2親等の親族なら3日です。3親等以上の親族が亡くなった場合は、忌引き休暇はないか、取得できても1日程度であることが多いでしょう。

詳しくは「親戚の葬儀に参列する範囲の目安」をご確認ください




Q3.親戚が亡くなった場合の香典はいくら包めばよいですか?

親戚が亡くなったときの香典の金額は、故人との関係性やご自身の年齢によって異なります。一般的な相場は、親が亡くなった場合は3万〜10万円、兄弟姉妹が亡くなった場合は3万〜5万円、祖父母が亡くなった場合は1万〜5万円、そのほかの親戚であれば1〜3万円です。なお、自分が喪主の場合や、両親に扶養されている場合は、香典を包まないのが一般的です。

詳しくは「親族が香典に包む金額は?」をご確認ください

家族葬のらくおう・セレモニーハウス 朝田

葬祭ディレクター 朝田 裕喜

葬祭ディレクター 朝田 裕喜

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